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第22回IFTA 国際学術会議の報告

第22回IFTA 国際学術会議に私どもJB Lineの西島と横山が出席し、ボストンマラソン爆破事件で皆さまにお手伝い頂いたアンケートを元に行いました2つのリサーチ結果についてポスター発表させて頂きました。

以下が2人からの報告です:

2014年3月5日〜3月8日、International Family Therapy Association (IFTA)第22回国際学術会議がパナマシティ(パナマ)ハードロックホテルにて開催され、JB Line, INC. (以下JB Line)からは横山・西島の二名が参加、発表をさせていただきました。IFTAとは、世界各国のメンタルヘルスに関わる各臨床家や 大学等各機関が、そのミッションを共有しつつ、家族をめぐるシステミックなアプローチの質の向上に努めることにより、コミュニティ内のご家族へよりよい支援を提供することを目的にしている学術団体です。

JB Lineからは、ボストン爆破事件と日本人コミュニティに関する以下二つの演目でポスター発表を致しました。
1)Issues in Access to information in an Emergency Situation: Needs Among the Japanese in the Greater Boston area after Boson Marathon Bombing (横山・井上・竹内・和気・渡辺)
2)Identification of Individuals at Risk: Responses after Boston Marathon Bombing among the Japanese in the Greater Boston area (西島・井上・一原・渡辺)

今大会のテーマが「Technology, Families, & Effective Therapy」を掲げており、コミュニティのご家族により質の高い支援を提供することを目指し、TwitterやFacebook等による情報発信にも力を入れているJB Lineがボストンの皆様のお力を借りながら遂行したボストン爆破事件に関するアンケート調査を分析・発表するには絶好の場となりました。同じ時間枠で30演目以上のポスター発表があり、JB Lineの発表にも多くの関心とフィードバックが寄せられました。まずは日本人コミュニティに焦点を当てた調査が他に類をみないこと、事件直後と2ヶ月後という直近の時期にサーベイをとっていることなどにポジティブフィードバックが寄せられました。また結果(例えば若者グループが高齢グループの数倍不安が高いことなど)の私たちなりの仮説を教えて欲しい、TwitterやFacebookのアクセスと情報発信に関する具体的な支援に関して教えてほしい、おもしろい調査なのでポスター資料を送ってほしいなど、次回の発表の参考にできそうな指摘もいただきました。そして世界各地からの臨床家が集まっているため、ボストン爆破事件に関する街の反応はどうだったか等事件に対する私なりの観察について報告を求められ、爆破事件を含めたマスバイオレンスに関する関心の高さと有効な支援の必要性、またその基盤となる調査の重要性を再確認することができました。

ボストンから直行便で5−6時間のパナマシティは歴史的に世界の十字路と呼ばれ、パナマ運河を擁し世界の貿易の中心的役割を担ってきました。温暖な気候と豊かな自然、対照的に林立する高層ビル、スペイン植民地時代を感じさせる趣ある旧市街など大変魅力的な街で、私たちもその空気を僅かながらではありますが堪能することができました。次回の発表、執筆に向けたフィードバック、経験をすることができ、この機会をいただいたことに感謝しております。ありがとうございました。