米国の大学は、入学出願時に高校の成績、エッセー（作文）、推薦状等のほかにSATやACTのスコアを求めることがあります。米国は高校まで義務教育のため、地域や生徒によって高卒時点の学力が大きく異なります。そこで全米の高校生の標準に照らして学力を測るテストがSAT、ACTであり、標準テストとよばれるのはそのためです。大学出願はおおむね高校4年（12年生）の11月頃から1月で、SATやACTは前年11年生時の3月、6月、12年生の9月、10月の受験が一般的です。有料ですが、受験回数に制限はありません。

SAT （Scholastic Aptitude Test）

民間の非営利機関カレッジボード（College Board）が運営しています。
カレッジボード公式サイト https://satsuite.collegeboard.org/

試験内容

読解 Reading 65分 52問、記述と言語　Writing and Language 35分 44問、数学 Math  80分 58問
計 180分（３時間）154問（1,600点満点）多肢選択法ですが、数学には記述式もあります。

SATの手続き方法
実施日程、申込み締切、会場などはカレッジボードのホームページ上でアカウントを作成して進めます。受験料は５５ドルです。SAT 公式サイト　http://sat.collegeboard.org/register/sat-dates

ACT (American College Testing Program)
ACTは、SATとは別のアメリカンカレッジが運営している標準テストです。

ACT 公式サイト　https://www.act.org/l

試験内容

英語 English 45分 75問、数学 Math 60分 60問、読解 Reading 35分 40問、理科 Science 35 分 40問、

計 175分（2時間55分）

※任意　作文 Writing 40分 １課題    作文を含むと計3時間35分。 
各科目は1～36点、作文は2～12点で採点されます。作文以外は多肢選択法です。

ACTの手続き方法
実施日程、申込み締切、会場などはアメリカンカレッジのホームページ上でアカウントを作成して進めます。受験料は６０ドル（作文を含めると８５ドル）です。
ACT 公式サイト　https://my.act.org/account/signin?location=https://my.act.org

（2023年4月現在）