医療保険

アメリカの医療費は大変高額の為、必ず医療保険(あるいは海外渡航保険)に加入されることをお勧めします。

アメリカで医療保険に加入するには、以下の3つの方法があります。


1.勤務先や留学先の指定プランに加入


多くの場合、勤務先や留学先のオリエンテーション等で説明があります。複数のプランの中から選択する場合もあります。各プランはカバーの内訳、保険料のほか、利用者の居住エリアのネットワーク、通院のしやすさも考慮して決めることが大切です。


医療保険の種類


医療保険用語

Premium:月額保険料(自己負担)

Coinsurance:医療サービス料金の自己負担の「割合」

Deductible:免責額。保険が適用される前に自己負担しなければならない金額。年更新。

Copayment:外来負担金。1回の外来で自己負担する金額。

out-of-pocket maximum:年間自己負担最大金額。

in-network provider:ネットワーク内で医療サービスを提供する事業者/個人


2.個人で保険会社から購入


マサチューセッツ州での医療保険の購入

Massachusetts Health Connector 公式サイト http://www.mahealthconnector.org

 ご参考:https://www.mahealthconnector.org/learn/plan-information/connectorcare-plans


3.連邦・州政府がサポートする公的な医療保険に加入

Medicare(メディケア)

高齢者(65歳以上)および障害者のための公的保険で、Part A~Dの種類があります。オリジナルプランと民間のものがあります。年齢がくれば自動的にもらえるものではなく、自分でソーシャルセキュリティオフィスで申し込む必要がありますのでお気をつけください。民間保険会社のメディケアを申し込む場合は、まずソーシャルセキュリティオフィスでメディケア番号をもらってから加入します。毎年2回オープンエンロールメント期間があり民間プランを使う場合は変更が可能です(公的なオリジナルメディケアは1種類ですので変更する必要はありません)。メディケア公式サイト http://www.medicare.gov/


MassHealth(マスヘルス)Medicaid(メディケイド)

メディケイドは基本的に18~64才で低所得の人、身体障がい等を持つ人のための福祉的な医療保険で、MA州ではマスヘルス(MassHealth)と呼ばれます。マスヘルスは、家族構成や年間所得額等によって5つの種類(カバーが広い順に)スタンダード、コモンヘルス、ケアプラス、ファミリーアシスタンス、リミテッドがあります。さらに自己負担金を一部負担してくれるものもあります(Senior Buy-In, Health Safety Net)。スタンダードは永住権(グリーンカード)を取得して5年以上経過していることが要件です。リミテッドは永住権や市民権がない人を含む緊急時のみ対応プランです。マスヘルスは福祉的な医療保険であるため申請者が種類を選択するものではありません。申請にはソーシャルセキュリティー番号が必要です。
マスヘルス公式サイト https://www.mass.gov/topics/masshealth

マスヘルス加入要件


関連トピックス


児童医療保障プラン CMSP(Children’s Medical Security Plan)

MA州在住の 19 歳未満で、収入レベルに関係なく、マスヘルスの加入資格をもたず(ただしリミテッドをのぞく)医療保険を持たない子どもが対象です。一次医療(プライマリケア)、予防医療、病気による通院、視覚と聴覚の検査、歯科、処方薬をカバーします。コーペイ(部分的な自己負担)や年間上限額が決まっているサービスもあります。世帯収入で保険料が変わります。

CMSP公式サイト https://www.mass.gov/childrens-medical-security-plan


医療貯蓄口座 Health Savings Account (HSA)

免責額(Deductible)が高い保険プランと併用されることが多いシステムです。医療出費のみに使用できるお金を貯めておくことができる口座で、これを作ることで所得税を減らすことができる可能性があります。このお金を医療関連出費なら自由に使え、余ったものは次年度に持ち越すことができます。ただし免責の最低額が指定されており、MA州の2023年の免責額は個人プラン3,850ドル以上、家族プラン7,750ドル以上です。

HSA公式サイト https://www.mass.gov/service-details/medical-related-deductions

コラム「歯科保険がなくお困りの場合」(2024年3月付情報)

 歯の詰め物が外れてしまった、急に痛みだした、しかも歯科保険がない...JB Lineのサポートラインにはそのようなご相談が寄せられることがあります。基本的には無保険であってもどこの歯科にも行けます。ただし、米国の保険は治療費を交渉する役目を持つため、無保険の場合は自己負担が大変高くなることがあります。緊急性、お住まいのエリア、ご予算など状況は様々でしょうが、以下の方法をお試しになってはいかがでしょうか。なお詰め物が外れた時、外れたピースは捨てずに(ダメ元でも)持参してみるといいかもしれません。


歯科保険を購入①歯科保険会社から

 多くの場合、保険会社のウェブサイトにお住まいの州や郵便番号を入力すると購入可能なプランがヒットします。以下はメジャーな保険会社で多くの歯科が取り扱っています。ただしクラウン(被せもの)、根管治療(ルートカナル)など高度な治療は加入半年後から保険適用など、保険商品によって様々な条件があるので、ご自身の状況と照らし合わせてプランの内容をよく確認しましょう。

Delta Dental(デルタデンタル)

Blue Cross Blue Shield : BCBS (ブルークロス ブルーシールド)


歯科保険を購入②Massachusetts Health Connectorから

 MA州の医療保険仲介サービスである Health Connector から歯科保険を買うこともできます。ただし加入手続きと保険の効力開始のタイミングにルールがありますので事前にご確認を(詳しくは上の項参照)。

altus dental(アルタスデンタル) 

Delta Dental (デルタデンタル)ヘルスコネクター版 


自己負担①治療費低めのチェーン歯科

 比較的リーズナブルな治療費を宣伝しているチェーンです。お近くにあれば、いかがでしょうか。

Aspen Dental(アスペンデンタル) 

GENTLE DENTAL(ジェントルデンタル) 

Cortland Dental& Braces(コートランドデンタル&ブレース) (Kool Smiles)小児歯科&矯正、家族向け


自己負担②大学付属の歯科外来

 お住まいのエリアの大学が歯科外来診療を受け付ける場合、これも一案かもしれません。治療は指導者のもと歯科医師候補学生(Pre-doctoral students)が行います。治療費は一般の歯科より低めです。ただし近日中の予約がとれない、通常一回の通院で済む治療が複数回、各治療時間が長いなど急を要する時は不向きかもしれません。

Harvard Dental Center(ハーバード大学付属 デンタル センター)

Tufts Comprehensive Care Clinic(タフツ大学付属総合ケアクリニック)  成人のみ

Boston University Dental Health Center(ボストン大学付属 デンタル ヘルス センター) 


 これらのほかにも方法があるかもしれません。インターネット検索してみてはいかがでしょうか。

関連キーワード:dentist(歯科) affordable(良心価格)inexpensive(高くない) uninsured patient(無保険の患者)お住まいの町名や郵便番号。


(以上)

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