車を購入したら
車を購入したら
目次
0.はじめに
1.車両登録
2.車検
3.自動車保険
4.E-ZPass
5.車両識別番号(VINナンバー)
0.はじめに
ニューイングランド地方では、ボストン中心部を除き、自動車がないと生活が非常に不便です。アメリカでは車をディーラーや中古車販売店から購入することもできますし、個人間のやり取りで購入することもできます。既に米国滞在が長くクレディットがあればリースもできます(リースは米国でのクレジットヒストリーが必要なため、基本的に渡米直後の方は不可能な場合がほとんどです。例外として、米国在住が長くヒストリーがしっかりしている人が連帯保証人となる場合と、日本人向けのリースを行っている会社を利用する場合があります。)。
日本語が通じる・日本人に慣れているカーディーラー・サービスはこちら→JB Lineイエローページ/カーディーラー&サービス
1.所有権登録・車両登録
車を個人間の取引で購入した場合は、必ずRMVセンターにて所有権者登録(Title)・車両登録(Registration)を行う必要があります。所有権者登録・車両登録については、事前予約は不要で、RMVセンターにて行うことができます。またAAAのメンバーの方はAAAオフィスでもできます。
車をディーラー・中古販売店から購入した場合は、所有権者登録・車両登録はディーラー・販売店にて手続きしてくれることもありますのでご確認ください。
ディーラーから購入した場合の必要書類・詳細→Apply for a registration and title for a vehicle purchased from a dealer | Mass.gov
個人間の取引で購入した場合の必要書類・詳細→Apply for a registration and title for a vehicle purchased from an individual | Mass.gov
上記の必要書類の他、アメリカの有効な運転免許証・滞在資格が必要です。
・マサチューセッツ州、その他の州の有効な運転免許証
・日本のパスポート
・アメリカでの有効な滞在資格(ビザ、GC等)
・Social Security Number
を必ず持参するようにしましょう。必要な身分事項書類の詳細については→Identity requirements for vehicle registration | Mass.gov
所有権者登録・車両登録が完了すると、RMVにてナンバープレートが発行されるので、車両に取り付けます。ディーラーにて車を購入し、ディーラーにて車両登録した場合はディーラーがプレートの取り付けまでやってくれます。
また、所有権者証(Certificate of Title、単にTitleと呼ばれます)及び車両登録証(Certificate of Registration)が発行され、郵送で登録住所に届きます。ローンを組んで買った場合は、車両登録証(Certificate of Registration)は初回に必要な支払いが完了した時点で、また所有権者証(Certiificate of Title)は支払いが全て終わった時点で、ローンの会社から郵送されます。
①所有権者証(Certiificate of Title)
車の所有権者を証明する最重要書類です。車両ごと盗難に遭うといけないので、社内ではなく必ず自宅で保管するようにしましょう。また書類に署名はしないようにします(売る時に署名します)
②車両登録証(Certificate of Registration)
日本でいう車検証で、2年ごとに送付され、更新、登録費用の支払いが生じます。こちらは、車内に保管する決まりですので、ダッシュボード等の見つけやすいところに保管するようにしましょう。
2.車検
RMVセンターにて車両登録を行ってから、7日以内に車検を受ける必要があります。車検の会社やGas Stationで車検を受けることができますので、”Car Inspection”等の単語でお近くを検索してみるといいでしょう。
マサチューセッツ州では、全ての車両は毎年の車検に合格する必要があります。車検証の有効期限までに、1年ごとに車検を受けるようにしましょう。(車の窓に車検の月がわかるように貼られています)
車検に合格すると、車検に合格したことを証明するステッカーを貼ってくれます。
詳細は→Vehicle inspections | Mass.gov
3.自動車保険
マサチューセッツ州で所有権者登録・車両登録を行うためには、少なくとも以下の補償を含んだ自動車保険に入っておく必要があります。以下は必要最低限ですが、それ以上の補償については任意となります。
対人傷害:$20,000/人、$40,000/事故
自身の傷害:$8,000/人、1事故につき
無保険車による人身事故:$20,000/人、$40,000/事故
対物・物損:$5,000/事故
詳細はこちら→Understanding Auto Insurance | Mass.gov
自動車保険購入についてはこちら→Shopping for Auto Insurance | Mass.gov
また、日本語で自動車保険について相談したい方はこちら→JB Lineイエローページ/自動車保険
4.EZ-Pass
アメリカの高速道路は、無料区間と有料区間があります。有料区間については、日本のように料金所(ゲート)がある区間もありますが、料金所(ゲート)がない区間については、車のプレートが自動撮影されており、誰が通ったかわかるようになっています。
料金所(ゲート)がない区間の支払いについて、マサチューセッツ州ではE-ZPass(日本のETCのようなもの)が採用されています。事前に申込み、Transponderという機械を車につけていれば、自分のクレジットカード等から自動で支払いがなされます。E-ZPassの登録は任意ですが、登録していたほうが支払いが便利です。
E-ZPassの申込については、こちらから→Apply for E-ZPass MA | Mass.gov
また、E-ZPassは、マサチューセッツ州だけではなく、全米の多くの州で利用できるので、州外に車で出かける際にも便利です。
使用可能な州→About E-ZPass
もし、E-ZPassをつけずに料金所(ゲート)がない区間を通った場合は、車両登録の住所に請求書が送られてきます。
5.車両識別番号(VINナンバー)
米国の車両にはVIN(Vehicle Identification Number)とよばれる17桁のシリアル(個体識別)番号があります。公式書類だけでなく、車両本体のあちこちに刻印されています。車の外側(フロントガラス)からも確認できます。VINはRMV、整備工場、保険会社、自動車販売、自動車税など車関係のあらゆる場面で引用され、その車両の履歴情報が追記されます。