Tax Return(確定申告)
確定申告(Tax Return)
1.確定申告(Tax Return)とは
確定申告(Tax Return)とは、年間の個人の所得・財産を連邦及び州に報告する米国の制度です。連邦・州は報告された個人の所得・財産に基づいて、課税手続きを行います。アメリカでは、ある一定の収入のある方はすべての人が確定申告をしなければいけません。(フロリダ州等一部例外あり)
確定申告をしなければいけないかのスクリーニングはこちら→Do I Need to File a Tax Return? | Internal Revenue Service
企業での源泉徴収や個人でも予定納税している場合は、Tax Returnを行うことで支払った過剰な税金が戻ってくることもあります。
ビザの種類などで最初の数年間、非居住者と見なされ州税が免除される場合もあります。
非居住者について→Nonresident Aliens | Internal Revenue Service
2.Tax Returnの締切
Tax Returnは、毎年4月15日が締切です。4月15日が土・日・祝日の場合、翌営業日が締切となります。延長依頼をファイルして半年間延ばすこともできます。https://www.irs.gov/forms-pubs/extension-of-time-to-file-your-tax-return
3.自分でできる準備
年間を通して、必要な書類を保管しておく必要があります。
・W-2 Form:会社からの源泉徴収票(年内に転職した場合は全会社のものが必要)
・1099 Form:個人事業主の場合に必要。取引先から受け取るもの
・1099 INT Form:銀行からの利子収入票
・ビジネス、医療費支払い、税金、NPO等に対するDonationの領収書
4.Tax Returnの方法
Tax Returnを自分自身で作成することもできますが、Tax Returnを申告しない場合、また故意・過失により誤った内容で申告した場合、利息や罰金を徴収される可能性があります。このように日本とシステムの違う確定申告ですので、自分自身で作成することもできますが、信頼できる会計士にお願いする等して、申告漏れのないようにすることもできます。
おおよその概要は、リンク先をご確認ください。
Federalについてはこちら→How to File Your Federal Taxes | USAGov
マサチューセッツ州についてはこちら→Personal Income Tax for Residents | Mass.gov
米国公認会計士(CPA)は、全米で活動することができますので、自分の居住している州以外の会計士に依頼することも可能です。
日本語で対応している会計士についてはこちら→JB Lineイエローページ/会計士
お住いの町にあるH&R Block、あるいは自治体のサービス、大学での無料支援窓口などを利用することもできます。ただし移民のビザのカテゴリーなどに詳しくない場合もありますのでお気をつけください。
完成した書類の発送は追跡機能がある方法(Certified Mail, FedExなど)を選び、先方が受け取るまで確認しましょう。
なお、Tax Returnとは別に、前年中に日本に1万ドル以上の資産がある/あった人は、FBARを申請しなければなりません。日本円で100万円以上の貯金がある方は必ず確認するようにしましょう。
FBARの詳細はこちら→Report of Foreign Bank and Financial Accounts (FBAR) | Internal Revenue Service