臓器提供や献体について
臓器提供 (Organ Donation / Transplant Donation)
自分が最期を迎えた時、病気で苦しんでいる方に自分の臓器や組織を移植してよい、という意思表示をしておくことができます。通常と同じように葬儀を行うことができます。
マサチューセッツ州の場合、登録は、以下の2ヶ所でできます。
〇 Donate Life New England http://donatelifenewengland.org
〇 Massachusetts RMV (Registry of Motor Vehicles) Organ & Tissue Donor Enrollment
https://www.mass.gov/how-to/register-as-an-organ-donor-at-the-rmv
Massachusetts Donor Registryへの登録になります。
オンラインでいつでも登録できますが、自動車運転免許の申請・更新時にも登録できます。どちらか一方でも、あるいは両方に登録することもできます。気が変わって取り消すことも可能ですが、登録したところで取消手続きをする必要があります(両方で登録した場合は、両方で取消が必要)。RMVで登録した場合は、運転免許証に赤いハートマークが記載されます。登録証などはありませんので、提供登録したことを、ご家族に知らせておきましょう。Health Care Proxyに記載しておく方法もあります。
ドナーカードを発行されている場合は、署名したものを各自の運転免許証に添付しておくとよいでしょう。
もしDNR(Do not resuscitate蘇生をしない)の選択をしていて、臓器提供を希望する場合は、そのことを医師に伝えておく必要があります。臓器提供の準備が整うまで心臓を動かし続ける必要が考えられるからです。
参考:
DMV.ORG https://www.mass.gov/how-to/register-as-an-organ-donor-at-the-rmv
他の州の登録先は、以下で確認できます。
U.S. Department of Health and Human Services www.organdonor.gov/index.html
献体(Body Donations / Anatomical Gift)
医学教育の発展や研究のために、遺体を寄付することができます。搬送や火葬にかかる経費は、通常、寄付した機関が出してくれます。研究終了までの期間や、終了後のアレンジなど、細かい条件はそれぞれの機関で異なりますので、事前に確認してください。近親者には、登録の際の署名や、登録機関への連絡をお願いしなければならないので、よく話し合っておきましょう。また、登録していても、諸事情により受け付けてもらえないこともあるので、代替策も考えておきましょう。
※臓器提供と献体の両方に登録している場合、人命救助の観点から臓器提供が優先されることが多いようですが、機関によっては他の臓器も最大限に生かせるようにしているところもあります。