携帯電話・インターネット

携帯電話

日本での国内音声通話は受信者には料金が発生せず、発信者のみに課金されますが、アメリカでの国内音声通話は発信者だけでなく、受信者にも料金が発生する点が日本とアメリカの大きな違いです。この料金システムは、テキスト送受信(携帯電話同士でメッセージをやりとりするSMS)の際にも適用されます。使い放題プランでない場合は、着信、テキスト受信でも料金がかかることを忘れないようにしましょう。


VerizonT-MobileAT&Tの3社がアメリカの3大キャリアです。携帯電話だけでなく、インターネット・ケーブルTV回線も提供しています(「インターネットの契約」参照)。このほか、割安のプランを提供している小さなキャリアもたくさんあります。小さなキャリアはコスト削減で店舗を構えない場合が多く対面サポートがうけられないことや、通信速度の制限、不安定などデメリットもあります。通信規格、カバーエリア、サービス、プランなどを比較して、自分に合ったキャリアを見つけてください。


プリペイド(前払い):月極め基本料金(1回線$30〜60くらい)をキャリアに前払いするタイプと、通話可能時間があらかじめ決められたカードを購入して自分で通話時間を追加していくタイプがあります。料金カードは、Best Buyなどの大手家電量販店やTarget、Walmart、ドラッグストア(CVS)などで手軽に購入可能です。プリペイド携帯は、International roamingができない場合があるので、旅行や一時帰国などアメリカ国外で使用する前には確認してください。


ポストペイド(後払い):利用した分を翌月支払う日本でも一般的で馴染みのある方法です。しかし、ポストペイドの契約はSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)、Credit history、居住証明などが必要となるため、渡米後すぐのポストペイド契約は難しいと思われます。


携帯電話会社でスマートフォンや携帯電話などの端末を購入する場合は、分割払いと一括払いを選ぶことができますが、分割払いの場合は解約までに端末代をすべて支払わなければいけません。なお、古い端末を下取りして新端末の購入費を割り引いてくれる会社もあります。そのほか日本と同様に、大手家電量販店やTargetでもSIMや端末を購入しその場で回線の契約もできます。

ご自分でSIM Freeの端末を用意する(日本から持ってくる、オンライン購入など)方法もありますが、この場合は別途、SIMのアクティベートを自分で行う(または携帯会社に持っていく)などの作業が必要となります。


日系の携帯電話会社と契約するという選択肢もあり、日本語でサービスが受けられるのがメリットです。また渡米前に日本にいながら、申し込み〜端末・SIMの受け取りや回線開通(アクティベート)までできるサービスもあります。

HanaCell

AmericaKeitaiya

H2O Wireless Japan



インターネットサービスプロバイダ


最近は、携帯電話(固定電話)、インターネット、ケーブルTVのサービスを1社でまとめて契約すると、割安になるBundleサービスがあります。もちろんインターネットだけの契約も可能です。インターネットの速度や利用料金を考慮して、ご自分にあったプランを選択してください。

なお、初めの契約期間(1〜2年)は割安価格のプロモーションを実施している会社がほとんどです。その後は自動的に価格が上がるので契約要項をご確認ください。


・プロバイダに連絡し契約します。契約は電話でもインターネットでも可能です。この際身分証明などは特に求められません。契約内容は印刷して手元に置くか、PDFなどで保存し、よく目を通すことをおすすめします。

・モデムやルーターが必要な場合は、契約時にレンタルオプション(ルーターは有料なことが多い)を追加してください。

・モデム、ルーター、コードなど必要なものは、最寄りのお店に取りに行くか、郵送でも入手できます。インターネット開設日を設定し、プロバイダの手順書に従いインターネットを開設します。ご自身での作業が難しい場合は、プロバイダに来てもらう開設サービスを依頼するのが良いでしょう。


・契約期間の途中で解約すると解約金が発生します。

・前述のように、契約更新後は自動的に料金が高くなるため、その際にプロバイダの見直しをしても良いかもしれません。


(2023年4月現在)