ボストンエリアで家を借りるには
JB Line コミュニティイベント2025 終了しました。ご参加ご協力ありがとうございました。
ボストンエリアで家を借りるには
ボストンエリアで住まいを借りるには
1.アメリカの住宅の種類
どのようなタイプの物件があるかを理解し、ご自身の状況にあった種類を検討してください。
・スタジオ:
間取りは日本の1Rか1DKのアパート。単身者向け。
・アパートメント:
賃貸物件で、間取りは日本の1Rから3LDK程度。ボストン近郊での最も現実的な選択肢。
・コンドミニアム:
基本的に分譲物件、一部賃貸物件もあり。間取りは日本の1DKから5LDK程度。
・一戸建て:
賃貸物件として一戸建てを借りることも可能。
・ルームシェア:(Rooms for Rent)
一戸建てやアパートメントの一部屋を借りる方法。
・ホームステイ:
現地の家庭に同居して滞在する方法。短期~長期留学生に人気。アメリカの暮らしも体験でき、家族との交流も経験できる場合もあります。
・寮:
最初の一年は大学内の寮に住むことなどを義務付けている大学もあります。学校の方針を確認しましょう。
・サブレット(短期貸し):一時帰国などで一定期間家を空けてしまう人のお部屋を、その間借りること。
2.住まい探しに役立つサイト
・Zillow (ジロー):
Zillow: Real Estate, Apartments, Mortgages & Home Values
ウェブサイト、アプリがあります。物件の価格やタイプの検索絞り込み、通勤や学区、学校のレーティングも見ることができます。
・Rent.com (レントドットコム):
Rent. Find your next place | Apartments and Houses for Rent.
ウェブサイト、アプリがあり、初心者向け、学生向け、ペット飼い主向けなど、様々なタイプの情報が載っています。Zillowと違って、こちらは「借りる」ことに特化したサービスであり、賃貸物件のみが対象です。
・apartments.com (アパートメンツドットコム):
Apartments.com: Apartments and Homes for Rent
こちらも賃貸物件のみが対象です。地域を絞って検索したい人には重宝する、需要の高い都市別のリストもあります。
※ただし、いずれも不動産ライセンスのない人でも投稿ができる仕組み上、架空の募集や詐欺目的の募集が含まれている可能性もありますのでご注意ください。特に現金等記録に残らない方法で金銭のやり取りを要求される場合などはご注意ください。
この他に、日本語対応可能な不動産業者については、イエローページに掲載していますのでご参照ください。JB Line - 不動産
3. 学区や治安
家族やお子様が一緒に帯同する場合は、候補物件の学区や周辺の治安をあらかじめ調べておきましょう。
・Great! Schools (グレートスクールズ)
School Ratings & Reviews for Public & Private Schools: GreatSchools
全米の学校のレベルを公立、私立、チャータースクール別に、さらにプリスクール(就学前ー幼稚園)、エレメンタリー(小学校)、ミドル(中学校)、ハイスクール(高校)の評価、学区、口コミを調べることができます。
・Spot Crime (スポットクライム)
Home | SpotCrime
アメリカ中の犯罪発生場所を調べられるアプリ、サイト。物件周辺の治安が気になるときは、郵便番号や地名を入れて検索することができます。候補物件が決まったら、そのエリアの生活圏内にあるお店や繁華街などの治安も調べておくと良いでしょう。
4.契約の流れ
①準備
物件を借りる手続きを進めるには、連絡手段としてまず電話が必要です。
携帯電話・インターネットの契約については以下のページもご参考ください。
②内見の予約
サイトのフォームに記入、メールによる問い合わせ、電話で直接連絡などいずれの手段でも結構です。
③内見
部屋の設備に問題がないか、故障していないか、実際に見てみて記載内容と相違はないかなどを確認しましょう。駐車場の場所、郵便ポストの場所、宅配、小包などはフロントが受け取っておいてくれるのか、ドアの前の配達なのかなども確認すると良いでしょう。また、物件のロケーション、ご近所の雰囲気、生活範囲の様子をよく観察することも大切です。
最近は現地で実際に自分で内見をしなくても、ビデオやリアルタイムでのビデオ会話でバーチャル内覧に対応する不動産業者が増えています。
④ホールド(仮押さえ)
候補の物件が決まったら、仮押さえをするために返金不可の申込金やデポジットを預けます。ホールドのために支払うデポジットは家主による審査で未承認という場合以外は原則返金されませんので、申し込み後に容易にキャンセルができないという点に注意してください。
ホールドができない物件もあります。
⑤契約内容の確認
家賃以外にかかる水道、電気、ヒーティング、ケーブルTV、インターネット、駐車場代などの費用が家賃に含まれているのか、それとも家賃と別に支払うのかを確認しましょう。
1年契約など長期契約だと安くなる割引制度はあるか、または途中で引っ越す場合の違約金はいくらかなど契約書の内容が全てです。しっかりしておきましょう。
住居に関する最低基準を定めたMA州の規制があります。
⑥契約
契約の際に必要となる書類は、グリーンカードがない場合は、ビザの載ったパスポート、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)、雇用証明書、給与明細、銀行の残高証明書などです。
最近は日本で契約を済ませてからボストンに移住するケースが増えています。
5.注意点
・お子様が小学校以上の男の子と女の子の場合、寝室はご夫婦の部屋と別に2部屋必要とされています。
・就寝用のスペースの面積に関する規定上、4名家族での居住では2ベッドルーム以上の間取りで居住するようルールが設定されている建物や物件が多いです。
・年収が毎月の家賃の約40倍以上であるなどの審査が入る場合があります。
・アメリカの古い物件には鉛入り塗料が残っていることがあるため、特にお子様がいる場合にはそのような物件でないことを事前に確認する必要があります。
・アメリカの賃貸契約期間は12カ月が一般的です。毎年の契約更新時に家賃が上がることがあります。大家さんやアパートの管理管理会社と交渉が可能な場合もあります。更新時に必ず新しい契約書に署名したものを作ってもらいましょう。
・退去時のトラブルを避けるために
賃貸契約書には、「退去日の何日前までに貸主に知らせる」という項目が必ず記載されていますので、その期日までに伝えましょう。
・入居時に支払ったデポジットは、退去後の30-60日後に戻ってくるのが一般的です。退去前に、いつ頃どういう形で戻ってくるのか必ず確認しましょう。
6.その他
・アパートメント契約中・解約時のお困りごとQ&Aについては、以下リンク先もご参考ください。
・住居に関するMA州の法律をまとめたサイト
https://www.masslegalhelp.org/housing